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イエを考える時想うこと

 風の見えるイエ ・ 手を掛け成長するイエ

● 風の見えるイエ

 

 

季節の風をよみ、風をイエに取り入れる暮らしをしてみませんか。

 

風にはためくカーテン、風に揺れる木々を眺め、夏には風鈴の音を聞き涼を感じる・・・。風を見ることで実際に過ごす気温とは違った心地よさの中で暮らせることを日本の人々は昔から知っていました。

目に見えるところだけではなく、風の通りみちにも気を配り、できるだけ窓を開け放つだけで過ごせる時間が増えるようなイエ造りをしています。

 

 

 

● 手を掛け成長するイエ

 

 

風合いと愛着の感じるイエ造りを一緒に考えましょう。

 

イエは建てた時がゴールではなく、出発点。そこからどんどん成長して行きます。

表札をつけ、庭に木を植えたり、壁を塗ったり、棚を造ったり、外壁なんかも塗ってみたり・・・。どうぞ手を掛けてください。きれいばかりのイエは造りません。もっともっと、愉しく愛着のわくイエにしませんか。

 

すべての建物を考える時に思うこと

明確かつ簡素(シンプル)であること

変わらない美しさのあること

それでいてどこかぬくもりを感じること

● 明確かつ簡素(シンプル)であること

 

どんな建物、雰囲気になるか、ご要望をシンプルにカタチとすることを心がけています。そして、建物の形状、室内の動線もわかりやすく計画しています。

シンプルであることで

  ・ 温熱環境もコントロールしやすくなります

  ・ 構造もすっきりし建物自体の強度も上がります。

 

建物と向き合い納まりを工夫することで、余分な部分をそぎ落としていきます。一般的にはこうだから・・・という納まりで終わらせません。建物のカッコよさと手間暇のバランスを考えながら細部にこそ工夫を凝らして、建物づくりをしています。

 

 

 

● 変わらない美しさがあること

 

流行を追い求めるよりも、ただそこに佇む美しさを求めます。

 

流行を追いかけると過ぎ去るときが来ます。洋服などとは違って気軽に買い替える、建て替えることが出来ません。その為でしょうか、建物のデザインには、いつの時代も変わらず受け入れられる美しさが求められるような気がします。華美にならず、すっきりとしたシンプルな美しさを持たすことにこだわっています。

 

● それでいてどこかぬくもりを感じること

 

シンプル ≠ シャープ

 

シンプルな、すっきりとした建物というと白いBOX、黒のシャープな建物を想像することも多いかと思います。そういった建物も好きです。でも、シャープすぎては落ち着きません。どこか温かみのある建物が好みです。アクセントに木を張ったり、壁に漆喰を施し質感を柔らかくしたり、いるだけで落ち着く、なんだかほっとできる建物を目指しこだわっています。

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